いちごの栄養と健康効果

いちごはビタミンCの王様

さて、いちごの栄養素と効能効果についてですが、いちごにビタミンCが豊富に含まれていることは誰もが知っていると思います。なにしろいちごには100g中ビタミンCが62mgという豊富さで、これはレモン果汁よりも多いほどなのです。


もともと成人が1日に必要なビタミンC摂取量は100mgとなっているので、いちごなら小粒イチゴを10粒、大粒で7~8粒粒食べることで1日必要量を達成することができます。


ご存知の通り、ビタミンCには、コラーゲン生成を促進して皮膚を丈夫にする作用があり、美肌づくりには欠かせない栄養素です。更に活性酸素を除去する抗酸化作用、体の免疫力を高める栄養素でもあります。


実際の体内のビタミンCはストレス、喫煙などで減少しやすく、基本的に体内に蓄積しておけないものなので、食事などで意識してしっかり摂取するべき栄養素となっているのです。


その他のいちごの主な栄養素(食材100g当たり)は、食物繊維:1.4g、カリウム:200mg、ビタミンB1:0.02mg、ビタミンB2:0.03mg、鉄:0.4mgなどです。


ビタミンCの量を他の果物と比較しても、イチゴ:62mgに対して、グレープフルーツ:36mg、レモン果汁:50mg、マンゴー:20mgということで非常に豊富なのです。(五訂日本食品標準成分表より)


糖分は主にブドウ糖と果糖であり、クエン酸やリンゴ酸が酸味の成分です。いちごは鮮度が落ちると、ビタミンCも損なわれてしまうので、できるだけ新鮮なうちに食べてください。